所長のつぶやき③ プーチン大統領~最も影響力のある人物?(フォーブス誌)
皆様、ご無沙汰しております。渦巻です。
気が付けば、早くも年の瀬、今年も色々ありましたが、皆様のおかげで何とか乗り切ることが出来ました。
皆様は、どのように今年を振り返り、年の瀬を迎えられるのでしょうか。
さて、私的な用事で、約1か月前に突然日本を発ち、モスクワへ行っておりました。
今年のロシアは暖冬のようで、この時期珍しく、雪も殆どありません。相変わらずのルーブル為替乱降下、原油安で、国内の物価はまた酷く上がっているようです。
モスクワの人々の顔も、どこか暗く、アルバート通りの人影もいつものこの時期より疎らだったような気がします。
まさか、1か月も滞在するとは、出発するときは露ほども思いませんでしたが(ロシアだけに)、仕事をほっぽりだし、どうしても行かざるを得ない理由があったのです。
さて、話は変わりますが、モスクワ滞在中の外資系ホテルのロビーで、面白い記事を読みました。
フォーブス誌の記事ですが、「
私には、「影響力」というより、何かと世界のメディアを騒がせているのは確かだが、故意にというより、状況が常に渦中の人物でいさせられ続けた、といった印象がぬぐえません。
ウクライナ問題に始まり、歴史的なルーブル為替急降下(年余に比べ、約40%も下落)、原油安による産油国経済の低迷、冬季オリンピックも終わったのに、今年何かとロシアの話題が絶えなかったと思います。
そして、私の記憶が確かなら、こんなに世界中でロシアが年中注目され続けるなんてことは、殆ど無かったのではないかと思います。
そんなロシアなので、今年は、英語に翻訳されたプーチン大統領のインタビューや演説(日本では日本語へ)が、世界中のTVニュースで流れることもしばしば。
国内では難しい立場に立たされていることは確かですが、世界中で有名人になったことだけは確かです。
プーチン大統領の第1次政権時の国民支持率の高さは、多分にロシア経済好調の追い風があったことは誰も否定出来ないところだと思いますが、現在は全く逆の状況です。
こういう時こそ、大統領の手腕が求められるところ。
このままOPECとアメリカの駆け引きが長引き、原油安が続けば、ロシアはますます厳しい状況に追い込まれると思いますが、何とかこのまま無粋なことが起こらず、来年を進んで頂きたいものです。
最後になりましたが、今年も大変お世話になりました。
来年また、元気に皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
簡単ですが、年末のご挨拶とさせて頂きます。